ぴよログ

↓に移転したのでこっちは更新されません、多分。

Azureのサブスクリプションをまとめて管理するための設定

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QiitaのWindow Azure Advent Calendarの記事でも紹介されていますが、起業5年以内云々の条件に当てはまる会社の場合BizSparkというマイクロソフトの起業支援プログラムに加入することができます。

WindowsAzure - MicrosoftからAzureの使用料1080万円をもらう方法 - Qiita [キータ]

BizSparkにはAzureの使用料も含まれており、1マイクロソフトアカウントあたり毎月12500円分の無料枠を使用することができます。 プログラムでは8アカウント分の無料アカウントを使うことができるので毎月10万円の無料枠を使えるわけ。お得。

(※このあたりの数字はいろいろ変わっているかもしれないので、そのときの最新情報を参照するといいと思います。)

この制度を使ってAzureを利用するときにちょっと面倒なことがあって、無料枠がアカウント毎に設けられているのでインスタンスをいろいろなアカウントで管理する必要がでてきます。アカウント1ではウェブサーバー、アカウント2ではDBみたいなね。そうしないと1アカウント分の無料枠なんてすぐなくなるしね。

Azureではこういう場合でも1つのアカウントで他のアカウントをまとめて管理することができるようになっています。なので、アカウント1のインスタンスをいじった後でアカウント2の管理をするためにログアウト→ログインを行うっていう面倒なプロセスは必要ありません。

共同管理者を使う

共同管理者という設定項目を使います。

例えばアカウント1〜8の8つのアカウントがあって、アカウント1で2〜8を一括管理したいとします。

その場合、アカウント2〜8の全てで共同管理者にアカウント1を追加してあげる必要があります。ここだけはログインログアウトを繰り返すので少し面倒ですが、仕方ない。

Azure管理画面のメニューから設定を選び、

管理者タブを開いて追加をクリックします。

その後、アカウント2(3〜8)の情報を入れて管理者設定を済ませます。

全てのアカウントで共同管理者設定を済ませたあとアカウント1でログインし直し、先ほどの管理者タブを見ると他のアカウントの共同管理者になっていることがわかるはず。

インスタンス生成時に、どのアカウントのサブスクリプション(アカウントとほぼ同義みたいなもん)で作るかなどを指定すれば無料枠を分けてインスタンスを管理できます!

というのは、2013年12月現在嘘、、、

僕がよく使っていた2013年9月頃までは先ほど書いた方法でいけたのですが、最近はアクティブディレクトリの概念がマイクロソフトアカウントにも導入されたようで、アクティブディレクトリに関わる設定も必要になってしまいました。

一覧表示するときに、ご丁寧にアクティブディレクトリ毎にフィルタリングをかけられてしまっています。めちゃくちゃ面倒くさいです。

アクティブディレクトリを使う

まず一括管理したいアカウント(さっきの例でいうアカウント1)でログインし、メニューからACTIVE DIRECTORYを開きます。

そしてユーザーの追加をクリックし、アカウント2〜8を追加します。

これでアカウント1でも設定は終わり。

次のステップはアカウント2〜8全てで行う必要があります。ああめんどくさい。

設定メニュー、サブスクリプションタブからサブスクリプションを選びます。通常1つしかないはずです。そしてディレクトリの編集をします。

アカウント1のディレクトリに変更してあげればOKです。

できた!

これで、アカウント1のディレクトリ内に全てのアカウントのサブスクリプションが含まれるので一括で管理できるようになりました。